私が、それをはじめて目にしたのは、いつのことか忘れましたが、
一度見ると、忘れられないインパクトを残す
テオ・ヤンセンのストランドビースト。
それが、ついに大阪へとやってきたのです…

一見、ゴミの塊かと見まがうような
黄色いパイプの骨組みをもつ巨大な何かが
海風を受けて、浜辺で優雅に動く映像を見たことはありませんか?
あれが、オランダの芸術家、テオ・ヤンセンのストランドビーストです。

いつか実物を見たい、と前々から思っていたものですから、
テレビのCMで、それが大阪南港のATC Galleryに来る知った私は、
一も二もなく飛び付きました。

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 【ストランドビーストふれあいデー】2022/7/16(土)

「塩ビパイプ」の骨と、骨を結ぶ「結束バンド」を基本とし、
「ペットボトル」の肺や「ウレタンチューブ」の気管などでも構成される
ストランドビーストたちは、生物の分類のように、
その特徴を示したラテン語の名前が付けられています。
例えば、3コマ目の「ペルシピエーレ」は「知覚する」という意味だそうな。

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テオ・ヤンセンが作業に用いた道具やストランドビーストを思いつくまでの経緯、
アイデアスケッチなども展示されており、
彼が塩ビパイプに傾けた情熱がひしひしと伝わってきます。

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また、ストランドビーストは、アイデアを行きつ戻りつ、
連鎖させて考え出しているので、
それを生物進化の系統のようにまとめているパネルもあり、
創作の歴史も分かり易くて良かったです。

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ただ、やはり、動くものは動いていなければ、
魅力が半減してしまうのも事実。
そのため、4コマ目の「アニマリス・オルディス」とのふれあいコーナーや、
次回触れます1時間おき見られる動態展示は、非常に良かったです。

そして、触れれたことで、ビーストたちが
見た目以上に華奢であることも分かりました。
多くのパイプをギシギシと鳴らしながら
生き物らしい動きを見せる姿はダイナミックなのですが、
その影に、枯れたガイコツが必死でもがくような
わび・さびの精神も隠れているように思えます…

>>【あの浜辺の怪物が大阪に!【テオ・ヤンセン展】・その2】につづきます…