2、3年前に多くの注目を集めた「100日後に死ぬワニ」、略称100ワニ。タイトルと概要くらいは私も知っていましたが、お話はこの夏、初めて読みました…

ご存じのとおり、ワニくんの何気ない日常が、4コマ形式で語られ、その最下段の枠線外に寿命がカウントダウンされるのが、「100ワニ」の特徴です。

 マーケティング上の失敗については、ここで語るべきことではないので省略しますが、本を読んだ今、私は映画版を見たくなっています。

 さて、「100ワニ」を読んでいる途中、私は何度も「怖さ」を感じ、本を置いて頭を抱えました。その理由のひとつは、枠線内の「ワニくんの日常」と枠線外の「カウントダウン」の温度差にあると思います…

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 【100ワニに震えた日】2022/8/27(土)

 また、Twitter上で日々、公開されたこの話を読んで感動した人と私との違い、言うなれば、スピード感の差も怖かったの理由のひとつでしょう。次の1話が公開されるまで1日あるのと、1話十数秒足らずでどんどん寿命が削られていくのとでは、感じ方に差があって当然です。

 この「温度差」や「スピード感」の怖さには、何か可能性があるように思うのですが、活かすことはなかなか難しそうに思えます。少なくとも、100ワニにはあった「生きていることの大切さ」なんて感じるヒマもなく、知らぬところで死に向かって突っ走るだけなんて、それこそ不条理。ですが、不条理劇なんて、そういうイヤ~な話も多いですよね…