バラン。お寿司やお弁当に挟まれているバラン。いらないようで、よく考えるといるような気がするけれど、究極的にはいらない気もするバラン…

 お正月はバランとその仲間が大活躍する季節です。
 作り物だと分かっていても、料理にいろどりとして添えたくなるとともに、味の侵食も防いでくれる名脇役。
 そんなバランの仲間には、すごくリアルなタイプもいるのです…

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 【すでにおせちに飽きている2日目の午後】2023/1/2(月)

 どうせプラスチックなんですから、明らかなプラスチックでいいと思うのです。ここまでリアルな葉っぱにされると、余計な感情がわいてしまいます。

 実用的な側面もありますが、わたしにとって、バランはもはや「記号」のような存在でした。認識し、意味も理解もしているけれど、感情を左右されない、そんな存在。
 それが、急に現実感を突きつけてきたので、私は少なからず、動揺したのです。

 いつか、本物の植物の「葉蘭(馬蘭)」に出会ったなら、その時も、私は動揺するのでしょう。いまのところ、高級料亭や高級寿司屋に行く予定はありませんが…