悪魔は常にそこかしこに潜み、辛抱強くタイミングを狙っています。そして、やってきたバタバタと忙しい朝、その牙は、ついに私に向けられたのです…

 ワールドカップ以降、玄関に向かって駆けて行く私は、サッカー選手。
 鴨居にかけられた洗濯物を華麗にかわし、自分自身を玄関に叩き込むのです…

20230110_1
 【ラフプレーに満ちた朝】2023/1/6(金)

 あまりに痛さとなさけなさに、倒れた私の口からは笑い声が漏れました…
 合気道のように相手の力を利用し、空手のように一撃必殺の下に私を葬り去ったトイレの扉。
 あそこには、達人の悪魔か何かが取り憑いていたのかもしれません…