カーナビに誘われるように辿り着いた住宅街のど真ん中。そこで、私が見たものは、白い砂の川と地元の子どもたちが潜む暗い雑木林でした…

 木々に隠れる子どもたちの視線からは、見知らぬ大人を警戒しているだけではない、妙な気配を感じたのですが、その理由はすぐに分かりました。
 ここは彼らの小さな戦場だったのです…

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 【遠慮がちで小さな戦場】2023/3/4(土)

 遊ぶ子どもにそんな意図はなく、大人の私が勝手に皮肉と受け取っているだけなのは分かっています。
 ただ、この戦場では、民間人である私の方には弾が飛んで来ないなど、そんな配慮がある分、大人より子どもの方が、よほど分別があると言えなくもありません…

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 ちなみに、戦場を内包する住宅街のはずれには、玉ねぎ、水ナス、キャベツで有名な泉州らしい畑の風景が広がっており、なんとなく懐かしい気分にもなれます。

 >>【住宅街の白砂の川3】につづきます…
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