図書館で借りて、面白かったものの、期限内に読み切ることが出来ず、返却してしまった本。そんな宙ぶらりんな本の文庫版を本屋さんで見かけたのですが…

 しかし、ちょっと気になるのが、その本の表紙。
 中身の良し悪しと関係ないとは言え、文字ばかりの世界の中で、雰囲気の一端となる表紙は、やはり重要な要素です…

20230508_1

 ネガティブな話なので、本のタイトルは伏せますが、写真の使用料など、大人の事情があることは分かります。
 文庫版の表紙も、中身と関係のあるものですし、悪くないことも分かります。
 私の文句が本の内容には、全く関係ないことも分かっています。
 
 ただ、表紙、あとがき、帯など、本文の周辺環境をも含めての体験が、読書だと私は思うのです。
 そこに、作り手側のこだわりが見えたなら、私は幸せです…